令和7年度 図書館まつり(1日目)
「百年の時を超えて、心に響く大石真の世界」
図書館まつりの1日目は、和光市生まれの児童文学作家大石真の生誕100周年を記念し、講演会・朗読会を開催いたしました。
第一部では、講師に児童文学評論家で作家の藤田のぼる氏をお招きし、『大石真の軌跡を追って~「童話」から「児童文学」へ~』という題材で、大石真が活動していた年代の児童文学についてや、大石真作品についてお話を伺いました。
まず、日本での児童文学の始まり、きっかけの作品についてを学びました。
それから『風信器』『チョコレート戦争』『教室二〇五号』『魔女のいる教室』について、作品の特徴や時代背景とともに解説いただきました。
どの作品も、解説を聞いたうえでもう一度読み直したい、読んだことがない作品は読んでみたいと思わせるような内容でした。
第二部では、和光市図書館でもご活動いただいている朗読の会あめんぼのみなさんによる、「大石真作品朗読会」を行いました。
演目は『かいじゅうランドセルゴン」「小さな小さな犬の首輪」の二作品です。
朗読の会あめんぼのみなさんの、聞き取りやすく、大石真の世界観に入り込めるような朗読は、あっという間の時間で、参加者はみな、じっくり耳を傾け、作品に浸っているようでした。
参加した方々からは「大石真さんの世界を知ることができ、よかったです」「講師の児童文学愛がつまったお話で作品に対する興味がわいた」「あめんぼの会の皆様の朗読が素晴らしく、聞き入ってしまいました」など、たくさんの感想を寄せていただきました。
貴重なおはなしばかりでとても素敵な時間になりました。
講演会で大石真についてのお話をしてくださった藤田のぼるさん、朗読をしてくださった朗読の会あめんぼのみなさん、また、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

